プロ職人とダメ職人
色々な職人が出入りする建築現場。中には職人の風上にも置けない人物もいます。
職人という言葉の中にはお金を頂いて生業にする以上「プロである」という意味が含まれている。だけど、プロ意識を持った職人、プロ職人は本当に少ないです。残念ながら。
プロ職人は仕事に誇りを持っていて、いつも楽しそうで、さらっと難しい作業もやってのけて、頼まれたことは嫌がらない。こんな特徴を持っています。
彼らは常に謙虚なので他の職人に嫌われることはまずないですし、元請け業者には常に頼られています。プロ職人の一番の特徴は俺にはこの仕事しかない、と確信していることだと僕は思う。
しかしだよ、その反対のダメな職人、ダメ職人は仕事に誇りなんて持っちゃあいねえ。いつも愚痴ばっかりで、難しくもない作業ですら難癖つけて嫌がる。
彼らは常に高圧的な態度でマウントをとろうと必死なので他の職人に嫌われていますし、元請け業者も仕方なく依頼しています(職人が少ないからだよ)。ダメ職人の一番の特徴は自分語りが大好きでそこに自慢要素が多分に含まれていることだと思う。
問題なのはプロ職人もダメ職人も単価は変わらないし、お客さんが職人を選ぶことはできないってことだよ。僕の目から見ても彼らの仕事の仕上がりには差があります。
なんだったら、プロ職人は謙虚で素直な人が多くて、稼ぐのは下手だったりするのがほとんど、逆にダメ職人はズル賢くて金交渉にも高圧的、だから稼ぐのも上手かったりするんだこれが・・・。
僕は実家の工務店時代にこうした職人にランクをつけて、この人プロ職~、こいつはダメ職~、って感じで分けて更に5段階の評価にして、単価も断固分けることにしていました。いかにも社長のダメ息子って感じで我ながら香ばしい。
だけどね、実はほとんどの業者がこれやってます。あなたの街にある派手な看板色のリフォーム屋さん、あれらはみんな職人のランク分けやってますよ。
お客さんにも開示して、職人を選べるようにしたらどうだろう。美容室みたいにさ。
結構マジでいいと思うよこれ!