大工、初めての解体!
「いつもお世話になっております~。○○産業の○○です~。今度、ウチの会社で内装の解体を始めたんですよ~」
こんな風に、産廃のお得意様であるリフォーム屋さんや建設会社に片っ端から内装解体班の仕事を取るべく電話をかけました。すると・・・。
「あ! 本当ですか? ゴミも一緒に持って行ってくれるんですもんね? そうしたらお願いしようかな」
この反応! 意外な反響! どうやら現場管理側としては解体屋さんと産廃屋さん、二つの業者へのやりとりを一本化できることにメリットを感じてくれるらしく、仕事のご依頼はすぐに頂けたんです。
・・・どないしょ。本当に仕事が入ってきちゃったよ。こいつは責任重大だわ。元々大工だった肩書もこんなに有効だとはね。
ってなわけで、内装解体班初めてのお仕事に出発! この時はまだ専用のトラックを会社に買ってもらえず、備品運搬用の軽トラックと営業車との二台で現場に行くスタイル。
首都圏で有名なリフォーム屋さんからのご依頼で、戸建てのお宅のユニットバスを解体するという内容でした。
僕も作業着に着替えて解体に当然参加、仕分けは虎だけど解体はシロートのハコちゃんと、産廃作業員でありながらなぜか設備仕事に詳しいセリさんとの三人でユニットバス解体に挑戦。
金額的に、ユニットバスの解体程度の仕事に三人で行ってたら全然割に合わないんですけど、会社も最初は利益が出なくてもいい、と言ってくれていたんです。ハコちゃんとセリさんに解体のことや建築のことを教える期間が必要だからね。
お客さんご在宅のお家のユニットバスにむさくるしい男三人が入り込んで、あーじゃねこーじゃね言いながら初めての解体作業。
ドンドンボカボカ壊して、ゴミを運び出して、ちゃんと水道管も止水して、どうにか作業終了。
これ、意外となんとかなっちゃうな。ってのが僕の感想でした。
後々、解体の仕事の量が増えるにつれて、料金表を作り、広告を打ち、営業をして、現場管理をして、利益計算をして、と疑似経営みたいなことになるのですが・・・この経験!
この経験があったからこそ、現在、僕は大八でありながらも喰えているんです。
いや、この経験をさせてくれた会社には今でも感謝してるよ。本当に。
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